横浜市 S様邸 “街の景色とともに季節の植栽が楽しめる庭”

以前お仕事をご一緒した建設会社からの紹介で、横浜市港北区に新築で建てられた個人邸のお庭を手掛けることになりました。若いご夫婦とお子様のファミリーでお住まいの、高台にある南向きの住宅です。視界が抜ける先には新横浜の景色が一望できる素晴らしい立地。敷地は120坪程あり、眺めの良い南側のお庭と、北側の玄関アプローチの植栽のデザイン・施工を任せて頂きました。

 

オーナー様ご自身が植物やお庭にとても関心があり、事前にお庭のイメージ写真をご提示頂くなど具体的なご希望がありました。芝生に石敷きをしたシンプルなデザインに、季節感のある雑木(山に生えている自然な樹形)や草花を、そして実のなる木を植栽したい、というご要望です。

リビングの前には広いウッドデッキがあり、そこから遠くの街の景色を眺められるよう空間をもたせ、お隣の家に面したエリアは植栽とフェンスでカバーします。植栽は、常緑のヤマボウシ、4月に白い花と6月に実をつけるジューンベリー、秋に紅葉するコハウチワカエデ、秋に実をつけ紅葉するツリバナマユミなどを植栽しました。あまり大きくなる樹木は管理が大変になるため、巨大に成長しないものを選びました。芝生にはベージュ色の板石を敷き、明るくシンプルに仕上げています。

 

住宅の東側の緑地は、和室に面しています。地窓から眺められるお庭は、砂利の上にグレーの板石を配置、タマリュウをベースに紅葉するドウダンツツジを植栽するなど、全体的に落ち着いた和のテイストです。そして、メインのお庭との境には、お客様からのリクエストのキンカンやハナユズの実のなる木を植えました。

 

北側の玄関アプローチは、日陰に適した下草プランをご提案しました。

全体的に管理しやすい植物で、一年を通じて花と実を楽しめるように植栽しています。
そして、あまり目にふれないエリアは、砂利舗装を施し雑草を防ぐように工夫しました。

そのほか、ご主人様のために一坪半程度の菜園も造りました。白菜、そら豆、トマト、ナスなど、本格的に栽培されています。

こちらのオーナー様はお庭の管理が素晴らしく、とにかくお庭仕事を楽しんで頂いていることが、私たちはとても嬉しく思っています。

 

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