8周年

2019-03-18

株式会社Q-GARDENは、2019年3月、8周年を迎えました。

2008年の秋に独立し、個人事業主として活動を開始して、2011年の3月に法人化したので、独立してからは、10年あまりとなります。よく、起業して1年以内の倒産率は約30%とか、3年生き残れる会社は約半分とか言われていたりしますが、10年存続する会社は、たったの6.3%なのだそうです。(ホントかな?でも、きっとかなりの低い確率になることは確かなんでしょう。)

独立してから5年くらいは、「来月の売り上げが足りないんじゃないか?」とか、「ウチの会社も、来期は存続しているのだろうか?」とか、目先の不安でいっぱいの日々でした。そして、「どうやったら、黙っていても仕事が来るようになるのだろうか?」とか、「どうやったら、利益率を上げられるのだろうか?」とか、いつもそんなことばかり考えていたのですが、気づいたら、いつの間にか、そういうことを考えなくても大丈夫なようになってきていました。これは、ひとえに、私たちを信頼して仕事を任せてくださるお客様と、いつも最高の仕事をしようとがんばってくれている職人さんたちのおかげです。いつも本当に、ありがとうございます。

さて、

今、樹木を植え付けたとすると、その樹木は、10年先・30年先にどのような姿になっているのだろう?

その植栽地全体のバランスは、美しく保たれているのだろうか?

そんなことを想像しながらやっていくのが、このガーデニングの仕事です。

 

ご縁があって、昨年から、日本三大毘沙門天様がある、足利の大岩山最勝寺さんの植林計画に関わらせていただくようになっています。その仕事をさせていただくようになって、改めて気づいたのは、

今、植林した木は、私が生きている間には収穫(伐採)されないのだ。

ということ。学生時代、林学の勉強をしていてわかっていたはずのことなのに、都会で、目先の、短いスパンの仕事をこなしていくうちに、そんなことはすっかり忘れてしまっていたのでした。

でも、そのことに改めて気づいたことで、「ガーデニングの仕事は、将来の景観をつくる仕事である」という当たり前のことにも改めて気づき、では、そのために何をするべきなのか?ということを、このところずっと考えています。

●これまで行ってきた、「オーガニックガーデナー養成講座」をさらに充実・発展させ、全国に「オーガニックなガーデニング」の知識が行き渡るようにする。

●マンションやビル、工場周りなど、都市の中では大面積となる緑地の、管理に関する知識やノウハウが不足している現状を踏まえて、そのような場所の緑地管理のアドヴァイスができる人材:「ガーデンキュレーター」を育成する。

これまでの、庭づくり・オーガニックな年間管理などの仕事の他に、将来のことを見据えて、もっともっとやらなければいけないことがあります。

よりよい緑地をつくるお手伝いをすることで社会に貢献していける。そんな会社を目指して、これからも進んでいきたいと考えています。

すべての庭をオーガニックに!
株式会社Q-GARDEN
代表取締役 小島 理恵

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