7周年。

2018-03-17

私は、2008年の秋、「やりたい仕事をやりたい!」と言って前の会社を飛び出しました。しばらくは、「自分が納得のできる仕事をするためには、どういう人に発注してもらえるようになれば良いんだろうか?」と考え、色々な勉強会などに出かけて、ひたすら造園業界以外の人の意見を聞いてみるということを続けていました。そんな中、『エコジャパンカップ』というコンテストへの応募がきっかけで、助成金と1年間にわたるアドバイスを受けることができるというご褒美をいただけることになり、2011年3月に株式会社を設立したのでした。

法人化をしても、本質的な仕事の内容は変わりません。でも、法人格となることで、大手の企業と取引をすることができるようになったりはします。あと、スタッフに対する福利厚生とか・・・雇われる方は、「個人事業主よりも安心」という面はあるかもしれないですね。

でも、基本的には、小さな仕事をいくつもこなしていくことで、それよりもちょっと大きな仕事の依頼をいただけるようになって、そういう仕事をこなしていくことで、中くらいの仕事の依頼をいただけるようになっていく。ということの繰り返しなんだと思います。

そういう風に仕事が増えていく中で、職人さんたちがより気持ちよく、適正な人件費で働いてもらうにはどうすれば良いか?とか、スタッフが、家庭の事情などで不定期な出勤であっても、お互い気持ちよく仕事をしていくにはどうすれば良いか?などを考えていくというのも、社長である私の仕事になってきています。

もちろん、「納得のできる仕事をする」ために日頃から情報発信をしたり、従来の造園会社では行っていないような提案をしたり、日々、色々なことを考えて実践してみるのも仕事です。こんな日々を繰り返していて、気づいたら、ちょっとだけ規模が大きく、仕事の種類も、ちょっとだけ多岐にわたるようになってきていました。

昨年の同じときにも書きましたが、独立した当初は「独りの職人としてずっとやっていければいい」と思っていました。でも、法人としたことで、様々な方と出会い、様々なお仕事のきっかけをいただき、様々なアドバイスをいただくことができています。なんとなく、周りに流されるように法人を設立したのではありますが、結果的に私自身の世界がものすごく広がりました。皆さんに感謝です。

お金のこと、働き方のこと、時間の使い方など、すべてのことが変化しようとしている時代ですが、緑のあるスペースと、それを適正にキープしていく人材は、これからも必要とされてゆく存在であると思います。

弊社が仕事をさせていただく緑地は、すべての動植物にとって気持ちの良い空間となるようにしたい。また、関わってくれているスタッフの皆が気持ちよく働けて、世の中の役に立ててゆけるようにしてゆきたい。そのためにはどうすれば良いのか?ということを、これからも考え続け、実践し続けていきたいと思います。

株式会社Q-GARDEN
代表取締役 小島 理恵

 

2017年度に行った仕事をいくつかピックアップしてみました。

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