杉並区 I様邸③ “オーガニックなローズガーデンケア”

6月6日、曇りのち晴れ

数週間前まで、バラであふれていたI様邸ですが、花も終わり、ひと段落したところです。通常は、花後の処理も全てご自身でされるI様ですが、今年はお手伝いさせていただくことになり、作業にお伺いしました。朝方強く降っていた雨もあがり、ゆっくり陽もでてきました。

玄関先で作業をしていると、道を通る方にいつも以上に声をかけていただきました。バラが咲いていた直後なので、皆さんの感動も新鮮なようで、それぞれの方が、I様邸のバラの美しさ・素晴らしさを教えてくださり、作業を手伝う者として、とても喜ばしく、この仕事をしてよかった、と改めて感じました。

本日は、バラの花がら摘み・薬剤散布を中心に、バラと共に庭を彩ってくれた、その他の植物の整理を行いました。

P1060351.jpg道行く人を楽しませてくれた’夢乙女’
まだ咲いていますが、花がらを摘み、短く切り戻し
 

2月に設置・植栽したプランターも、植物が成長し、空間に溶け込んでいます。

今回は、大きくなったサントリナの刈り込み方法をご紹介します。サントリナはキク科の植物で、シルバーグリーンの細く美しい葉が特徴で、剪定で形をつくりやすいので、どのような場所にも使え、人気が高い植物です。またキクに似た香りは、消臭・防虫効果があるとされ、ハーブとしても使われています。サントリナは蒸れて枯れてしまう事があるので、風がとおるよう、混み合った部分をつくらないようにしましょう。

今回は丸いボール型に剪定します。

サントリリナ刈り込み前.jpg〈剪定前〉
葉が好き放題伸びてしまいました
サントリナ刈り込み途中.jpg〈剪定中〉
イギリスでボックスウッドの刈り込みなどに良く使用されているタイプの
刈り込みバサミを使用。やわらかい枝物の刈り込みにはこのハサミが便利!
また、バラの手入れの際にはいつも、この皮手袋を使用しています。
サントリナ刈り込み後.jpg〈剪定後〉
まんまるの”ボール”が完成!なでたくなるかわいさ
 

伸びて樹形が乱れてしまったコニファーなども、少し手をかけるだけで、こんなにかわいく変身します。植物により剪定の時期は異なりますので、植物の特性を確認の上、トライしてみてください!

バラ後の季節の主役といえば、アジサイ。I様邸にはたくさんのアジサイが咲いています。

石塚邸2011.06.06.jpgちょっとめずらしい’白扇’
足元のヒューケラの葉が、白い花をさらに引き立てています
カシワバ.jpgピラミッド型の花が特徴のカシワバアジサイ、存在感ありますね。
 

次回のバラの手入れは、冬の剪定と誘引の予定です。
I様、来年も美しいバラを楽しみにしています!

k.n

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