「フラワーダイアログあおば」花と緑の風土づくり
「フラワーダイアログあおば 花と緑の風土づくり」は、2018年度からNPO法人森ノオトと横浜市青葉区役所が協働で進めている事業です。取材発信とイベント企画によって、対話を通じた多世代交流の場を作る活動をしています。
これまでの3年間の取り組みで得た、花と緑を通じたまちづくりのアイデアを小さな冊子『緑でつながるなかまたち。あおば花と緑のアイデアブック』が、2021年3月に青葉区区政推進課から発行されました(青葉区役所などで配付されています)。この小冊子の「花と緑にまつわるブックガイド」のコーナーで、Q-GARDEN小島が、おすすめの本(『種をまく人』ポール・フライシュマン著)とそのコメントを寄せています。
子育て世代の読者層を持つ森ノオトさんは、青葉区内の花と緑にまつわる団体や活動の取材と情報発信、イベントの企画・運営を通じて若い世代が花と緑のまちづくりへ参加するきっかけを提供してきました。Q-GARDENは、この「フラワーダイアログあおば」のプロジェクトの中で、2020年2月に開催されたワークショップ「花と緑の地図づくり」のゲスト講師として登壇しました(参考:タウンニュース青葉区版 2020年2月6日号)
さらに、このワークショップをもとにした『花端会議マップ』に、「園芸は総合芸術。庭づくり、つくってからがスタート。自然によりそい、3年先、5年先を想像する目が養われます」という小島のコメントが掲載されています。この地図には、年間を通して楽しめるように、青葉区の様々な花と緑の見どころ情報も載っています。
活動の一環として、 青葉区の公園をモデルとした、花と緑の活動を活性化する「保木公園のモデルプロジェクト」が始まりました。 Q-GARDENは、「保木公園愛護会」の会議にも参加し、半年間アドバイザーを務めました。2020年の8月から12月までの毎月1回、全5回の会議に加えて、2021年の2月にフォローアップの会議を設け、地域の人たちが主体となり、次年度の計画を立てる活動です。
2020年9月に開催された2回目の会議では、Q-GARDEN小島が、プロの視点で公園の環境や植栽を見て回り、地域の方と公園内を大きく5つのエリアに分けていくゾーニング作業をしました。森ノオトさんによれば、未来の公園のイメージがわいたり、ハード面の課題を痛感したりと、現場の課題を地域の方と共に身をもって知ることができたことが大きな収穫だったそうです(http://morinooto.jp/2021/03/29/hogiproject/)。
このプロジェクトを通じて、森ノオトさんと青葉区とともに、自然と触れ合いながら、まちづくりに関わることの楽しさを伝えています。
※画像・写真提供:NPO法人森ノオト