世田谷区 F様邸 ”奥ゆき感のあるアプローチ植栽デザイン”

◆住宅設計:NOIZ
◆住宅施工:桃山建設(株)
◆ガーデンデザイン:(株)Q-GARDEN

 日頃から弊社と懇意にさせていただいている桃山建設(株)のご紹介で、東京都世田谷区の新築一戸建て個人住宅のエントランス植栽をデザインしました。

 F様邸は、旗竿敷地に建つ住宅。つまり、道路(公道)に接する出入口部分が細い通路上の敷地になっていて、その奥に家の敷地がある形状の土地のことです。竿のついた旗のような形状をしていることから「旗竿敷地(旗竿地)」と呼ばれています。道路側からみると建物が奥まった部分にあり、この通路を通って出入りすることになります。

 この玄関から道路への北アプローチの植栽を弊社が担当することになりました。当初は、建築士からは”緑のトンネル”のようにしたいという要望があったのですが、それを実現するには幅が狭すぎるという問題がありました。そこで、アプローチの形を一直線ではなく、互い違いにして奥ゆき感を出すデザインをQ-GARDENより提案したところ、それが採用されました。

 玄関アプローチ全体のスペースは、それほど広くないので、シンプルに仕上げることにしました。そして、お客様は普段あまり植栽の管理ができないとのことでしたので、植物の種類を意図的に絞って、且つ手入れしやすいようなものをセレクト。例えば、あまり大きく育たないソヨゴ、下草にブルーカーペットを植えつぶすことで雑草がおさえられます。玄関アプローチの植栽を、シンプルにデザインしたことで、結果的に建物のモダンさが映えて、さらに愛着のわく住宅へ演出することができました。

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