千歳市 福祉ガーデン「コロンポロン」
手作りアイスクリームの店「花茶」さんにできた
福祉ガーデン「コロンポロン」
北海道で有名な手作りアイスクリームの店「花茶」の小栗社長と初めて出会ったのは、3年ほど前に、横浜市男女共同参画推進協会で行われたイベントの席でした。
名刺交換の際に、「私、一度でいいから涼しいところで庭をつくってみたいんです。」と言ったことがきっかけで、お会いしない間もずっと、水面下で小栗さんが資金集めなどに奮闘して下さっていました。本当に頭が下がります・・・
小栗さんの「障がいのある人でも働ける場をつくりたい」・「体の不自由な方でも自由に楽しめるガーデンをつくりたい」という思いと、私の町田ひろ子アカデミーでの「福祉ガーデンプランナー科」の講師の経験が一致し、コンセプトやプランは、あっという間に決まりました。
施工開始は2011年9月。
11月には地面が凍ってしまうので、仕上げの植栽作業は、2012年6月という、
長期にわたるプロジェクトでした。
芝生広場に「タネの形」をモチーフにしたガーデンをつくっていきます。
作業は、北海道月形市にあるコテージガーデンさんにお願いしました。
冬の寒さがまったく違うので、植栽できる植物の品種が違うのは当然ですし、構造物の基礎の深さや、使用できるレンガなども、東京とは違います。
地元の業者さんの協力なしには、できない仕事でした。
仕上げの植栽作業は、地元の福祉施設の方たちに手伝っていただき、一緒に行いました。
大人数で、黙々と作業して下さるので、とても早い!数百株の苗が、あっという間に植え終わってしまいました。
現在、福祉施設の方や地元ボランティアの方々が、日々の手入れをして下さっています。
また、このガーデンでの子供の教育を中心とした様々なイベントも企画されています。