「アーバン・シード・バンク里山BONSAI」プロジェクト① “ひこばえタイプ”

里山を再生し、在来種の植物で緑を増やし、雇用を生み出すプロジェクト

主催:株式会社環境ビジネスエージェンシー
製造:社会福祉法人進和学園
監修:株式会社Q-GARDEN

アーバン・シード・バンクは、里山に眠っている埋土種子から育てた苗を都市の緑化に使うことで、都市は緑や生物で潤い、里山には人と資金が流れるという継続的な里山再生を目指す活動をしています。その活動の一つである「里山BONSAI」は、「Present Tree from 熱海の森」の埋土種子からの苗の有効活用法はないか?というテーマをきっかけとして考え出されたもの。熱海の森で採取した在来種の木々の芽を苗に育て、神奈川県平塚市にある社会福祉法人進和学園などの力を借りて「里山BONSAI」に仕上げるプロジェクトを行っています。売り手=里山が元気をとりもどし、買い手=都市は緑や生物で潤い、作り手=障がい者の方の就労を支援する、3つの課題を解決するプロダクトを開発しました。その商品化の第1号である「ひこばえタイプ」を2016年1月より販売開始しています。弊社の小島社長は、このプロジェクトに賛同し、商品の監修を行いました。

小島社長は、間伐材のコンテナを考案し、植え込みに使う培養土の選定や、表面に貼る苔の種類の選定など、商品としての完成度を高めるための監修をしています。苗は、現在は熱海産のものと、進和学園で育てているものをミックスして使用しています。

都市で暮らす人たちがそれを購入することで、持続可能な里山保全活動を支援することができるだけでなく、障がい者の雇用支援にもつながる仕組みになっているのです。

ひこばえタイプは、ANA STOREのANA SOCIAL GOODSにも採用されています。

*「ひこばえ(蘖)」とは、樹木の切り株から生えてくる芽のこと。
かつての里山に多く育っていたコナラ、クヌギなどの落葉広葉樹は、剪定し、ひこばえを活かす「萌芽更新」という方法によって循環し続け、里山の森が維持されてきたといわれています。

里山の再生を促す資金源となる商品を開発し、
日本固有の在来種の植物で緑を増やすきっかけをつくり、
福祉的就労を生み出す支援につなげます

<特徴>

■間伐材の丸太をくり抜いたコンテナ
間伐材の丸太をくり抜いたコンテナを使っています。国産間伐材や端材を利用することにより、森林資源の有効活用に繋がり、国内の森林を元気にして、地球温暖化抑止他、生物多様性保全や土砂災害防止などの森林の公益的機能の回復に役立ちます。

■里山保全活動の支援
植栽される在来種の苗木代は、里山整備ボランティアや福祉作業所の収入となり、持続可能で継続的な里山保全活動を支援することが出来ます。

■福祉的就労の支援
生産工程では、いのちの多様性を大切に考え、障がい者の自立支援に貢献する「仕事」として福祉施設へ製造を委託しています。

■在来種による里山を身近に
注文ごとに、地域で採取した苗を組み合わせ、3種類ほどの在来種を寄せ植えにしていくので、ひとつひとつが違う表情の「小さな里山」が出来上がります。マンションなどでも気軽に里山を楽しむことができます。




 

◇下記のサイトから購入可能です
http://www.urbanseedbank.com/order/products/detail.php?product_id=44

 

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