杉並区 I様邸②  “オーガニックなローズガーデン”

杉並区I様邸
オーガニックなローズガーデンのバラを引き立てる植物たち

毎年冬に庭の手入れをさせていただいている、杉並区のI様より5月中旬頃、「バラ開花」の連絡をいただき、早速、バラを見に伺いました。

今年2月に、デッキまわりのリニューアルを行ったI様邸。今年もたくさんのバラが咲き、庭はバラの花と香りで埋め尽くされていました。この時期は、お知り合いの方がバラを見るため連日のようにおとずれ、また、通勤などで毎日道を通る人が足をとめ、しばし見とれたり、写真を撮られている姿もよく見かけます。

全体バラ.jpgバラが素晴らしいのはもちろんですが、今回はバラだけではなく、バラを引き立てる植物にもクローズアップしてみました。

黄色の’モリニュー’の足元に、チョコレート色のヒューケラと、ライムグリーンの斑入りの葉が美しい、アエゴポディウムが植えられています。明るい色の中に、ダークな色が入る事で、空間を引き締めています。また、明るいグリーンに白い斑の入ったアエゴポディウムは、日陰を明るく演出してくれるグランドカバーとして、使い勝手のいい植物です。

P1060011.jpg“スノーグース”の前には、ペンステモン”エレクトリックブルー”とクレマチスが植栽されています。背丈が50センチ程になるペンステモンは、真っすぐ咲く姿が美しく、つる性のバラやクレマチスと相性がいいです。また、花期も長く、イングリッシュガーデンには欠かせない植物です。

DSCN0389.jpgコーラルピンクの”シャリファアスマ”の前には、銅葉のメギ、オルレアが植栽されています。全体的に淡い色でふんわりとした空間の中心に、同系色で濃い色のメギが入ることで、空間に奥行き感が生まれます。

P1060003.jpgオレガノ”ノートンゴールド”とオルレア グランディフローラのアプローチ。
オレガノは高さが10?程になり、横にこんもりと形よく広がる植物で、名前のとおり、明るく美しいゴールドの葉は、年間を通して楽しめます。オルレア グランディフローラはレースのような小花が特徴で、ふんわりとした優しい空間を作っています。

P1060044.jpgI様邸のローズガーデンにいると、花の美しさにため息がでると同時に、オーガニックで、日々細やかな手入れをしている、奥さまのバラへの想いに、改めて感服しました。この素晴らしい庭づくりを、少しでもお手伝いできたことを、嬉しく感じた一日でした。

k.n

お問い合せ